慶應普通部の入試対策

慶應普通部が求める生徒さんとは、じっくり考える力と成熟した処理能力を併せ持つタイプです。以下に科目別対策を挙げます。

 

【算数】

例年、大問数9問、設問数は13題前後。試験時間は40分。標準レベルの問題が多く、合格ラインは8割前後となります。図形分野、数の性質や還元算、速度などが出題頻度が高く、それぞれ思考力を試されます。また、その思考の過程を説明、表現する能力が高ければ有利となります。
まずスピード、そして計算ミスをなくすトレーニングを積む必要があります。そのために王者会では問題の難易度を見極め、点を取りやすい問題から確実に解く方法を集中的に練習していただきます。受験生が必ず引っかかる問題で時間をロスして失敗する、というパターンを回避するには、慶応専門コンサルタント家庭教師による過去問を使った実践の訓練が欠かせません。
さらに慶應普通部に特化した対策として、頻出分野である図形、数の性質、還元算などを集中演習します。出題される問題の雰囲気も似ているため、時間を決めて本番に近い緊張感をもった学習が効果的です。展開図やグラフ、速度と時間と燃費の関係など、やり慣れていれば大きく差がつきます。

塾の普通部対策コースでも、的外れの分野や普通部の入試では必要のない難度の高すぎる問題をさせているケースがしばしば見られます。問題を取捨選択するには、プロの指導を受けることが一番です。また慶應普通部では、部分点をいかに獲得するかというノウハウに関し、個別指導が必要となります。

【国語】

慶應普通部の国語は、大問3問から5題、いう構成が定着しています。また、読解問題の文章は5,000~6,000字程度です。詩、物語文、随筆、論説文、漢字とオーソドックスなジャンルをまんべんなく学習する必要があります。
選択問題は漠然と選ばず、明確な根拠に基づいて判断します。書き抜き問題は探す範囲が広く、いたずらに時間をとってしまう場合があります。取りかかる順番に注意してください。
王者会では、長文としての物語文対策、要旨を捉えるトレーニングを中心とした論説文・随筆対策に加えて、単なる知識では済まない漢字の書き取り対策にいたるまで、万全の指導スキルを用意しております。選択肢の選び方、抜き出しに取りかかるタイミング、記述問題の答え方と、すべてのテクニックに通暁した家庭教師が家庭学習の方法を含めて綿密にコンサルティングいたします。

【理科】

慶應普通部の理科は、単なる暗記や参考書を読むだけの勉強では通用しません。
大問5問もしくは4問、最近は複雑な計算問題や記述問題も増えています。いずれの年も30分で解答箇所が40箇所前後と大量にあり、スピードが必須です。
したがって算数と同様、取りかかる問題の優先順位の判断が合否に影響します。過去問などで時間を意識しつつ、その要領を獲得するトレーニングを積んでいきましょう。
基礎知識の問題、グラフ、基本的な計算問題と得点を積み重ねたとして、普通部特有の思考力や科学への日常的な興味を試す総合問題に対処するには、どうすればよいか。一朝一夕ではなし得ないことですが、受験用のテキストを踏まえた上で、様々な資料、ヴィジュアル・コンテンツを利用し、カラフルなイメージを定着させて科学への関心を育むことは可能です。王者会では付け焼き刃ではない知性を身に付けるためのスキル、指導方法を日々切磋琢磨しております。

【社会】

慶應普通部の社会は大問数5~6問、小問50題前後で試験時間は30分です。記述問題はほとんど出ませんが、知識だけで解ける問題ばかりではありません。そして社会科は、慶應が求める生徒像を端的に示している科目でもあります。
量が多いのでスピードが必要ですが、単なる機械的なトレーニングではなく、全体を素早く把握する社会的視点を獲得する必要があります。社会というものは、力関係で成り立っているものです。その原理を押さえた上で、それに基づく想像力を伸ばすことです。
王者会では統計データをはじめとして、あらゆる知識を生かすことのできる社会的センスを磨きつつ、慶應で求められる答えを確実につかみ取れるよう、徹底的に訓練いたします。

 

学習スケジュール例

小学六年生

月 塾
火 家庭学習(Skypeで進捗状況チェック)
水 塾
木 家庭学習(質問がある場合は Skype で)
金 塾
土 王者会の指導
日 模試・家庭学習