私立小学校に通っていたため、基本的な計算力や国語力はあるものの、勉強ギライで、ぐうぐう寝てばかりいる娘です。そんな子が慶應湘南藤沢(SFC)に受かるとは夢のようです。
「まぁ、寝る子は育つって言いますからね。この人にはボディがあるから、大丈夫」と先生は言ってくださいましたが・・・。ボディとは文字通りの身体。体育のテストは心配ない、とのことで(^^;)。
「それと追い込み時の体力ですね。加えて基本的な学力のこと」とも。
余談ですが、娘が書いた新聞社の作文コンクール作品を見ていただいたとき、「これ、絶対入賞です」と予言され、本当に佳作入選して驚きました。親が読むと、ちょっとどうかと思う内容だったのですけれど。。。書く力こそ基本的なボディだ、とのこと。
「特に慶應は入ってから伸びる子、ボディができている子が欲しいんです。SFCは、いけますよ。桜蔭などは入ったときが受験能力の頂点ですから、現時点で受かるとは言えませんがねェ」
いえ別に、桜蔭は考えてませんでしたが(^^;)合否や入選をピタリと当てる先生の野生のカン?には脱帽いたします。しかし先生はカンばかりに頼らず、きめ細かくデータを収集してくださいました。私どもの私立小学校では情報過多で、根も葉もない噂に振り回されることもしばしばでした。先生はそれを諫められ、王者会の他の先生や慶應各校の窓口に問い合わせてくださったり、また慶應在職中のお知り合いや合格された教え子から話を聞いてくださったりしました。娘とのメールでのやりとりもあり、「慶應の先輩方」からの励ましと確実な情報を得て、落ち着いて受験に臨めたことは幸いでした。夢見がちで呑気な娘は、そこからすでに慶應に入った気分を味わっていたようです。

(横浜市港北区、女子。慶應湘南藤沢(SFC)中、横浜双葉中、栄東東大コース合格)