a1620_000521_m

 

母親の私は、外国人です。父親は日本人ですが、仕事が忙しく、子供のことで表に出ていくのは私になります。もう長いので、日本語には不自由しませんが、やはり違うところがあるらしいです。それが子供の不利になるのではないかと、そればかり心配していました。慶応志望とわかると、よその母親から「あなたはトザマだから」と言われました。意味がわからなくて、主人に聞きました。トザマというのは、「外様」と書いて、よその人ということだそうです。

一人息子の教育については、できることは全部してきました。中国人だから、厳しすぎると言われることもよくあります。円形脱毛が出て、少しひかえるようにしました。どうしてよいかわからなくなり、5年生の夏に王者会に電話しました。滝沢先生によく聞いてもらい、優しい女性のM先生を紹介していただきました。

外国人のお母様でも、まったく心配はいりません、と言ってくださいました。慶応のように国際色を大切にする学校では、差別どころか有利なぐらいだから、むしろアピールしてくださいと言われて、涙が出ました。キャリアの豊富な先生なら、外国人や帰国子女を合格させた経験がたくさんあるはずだそうです。安心してお任せしました。

その頃、通っていた塾がよくないことがわかりました。幼稚舎に不合格になってから、ずっと続けて行っていたのですが、本当は合格者がすごく少ない。塾は嘘をついていました。王者会からは、塾が悪いとは言われませんでしたが、正しいデータを教えていただきました。いろいろ相談して、大手の塾に変わりました。

でも、そこでのクラスや偏差値、慶応コースでの順位などを気にしすぎてもいけない、と注意されました。大手は大手で、やっぱり自分たちのニーズに合わないところもあるから、慶応合格という最終目標を見失ってはいけない、と納得しました。

慶応といっても、中学の場合には、普通部と湘南藤沢と中等部とそれぞれ違っていて、対策も変えなくてはならない。一次のための学習と、二次試験や面接、書類の書き方の全部について、それをしなくてはならないので、大変なのだとわかりました。それも全部、M先生が教えてくださいました。いつも王者会に問い合わせて、最新の情報も入ってくるので、噂などに惑わされなかったのがよかったです。

結果は、先生の予言の通り、湘南藤沢に受かりました。中等部は一次だけでしたが、差別されたのではないと思います。慶応の中でも、特に国際色豊かな学校なので、息子もすごく喜び、合格してからはのびのびと過ごしています。滝沢先生、M先生、本当にありがとうございました。

(慶応湘南藤沢中学・立教新座中学 合格)